Gerateria SINCERITA

Blog: ジェラートマイスターのブログ

いつも、ジェラートのことを考える。
いつも、どうすればもっと美味しく作ることが出来るか考える。
そういうプロセスが大切だと思うから、少しだけ書き連ねていこうと思う。

どんなメディアよりも、自分の言葉が一番しっくりくるものです。
ちょっとしたお知らせとか、ちょっとした思い付きとか、
自分の言葉で伝えたいことを
ゆるりとお伝えしようと思います。


凪のような一日。

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画像:凪のような一日。

当たり前ですが、7周年を過ぎるとすぐに8年目が始まります。時計の針が逆には回らないように、止まらないように、僕たちの人生も、お店もまた前にしか進まないんだなぁとしみじみ感じる日でもありました。

「周年」という日は、祝ってもらう日なのか、感謝する日なのか、考えるとよく分からなくなります。

毎年たくさんのお客さんに「おめでとう!」「いつも美味しいジェラートありがとう!」とお声かけいただいたりしていると、いやいや、こちらこそいつもありがとうございます!ということになります。

そう考えると周年を喜ぶということは、双方的なものなんだなと思います。お互いが嬉しいことほど、良いことはないと思うので、そう言ってもらえると本当に嬉しいものです。
ジェラートやサービスを提供してその対価としてお金をいただくのが僕たちの商売ですが、その対価以上に感じる何かがきっと感謝になるのだろうと思います。
対価としてのお金をいただいて、お花をいただいて、感謝もしてもらって、もらってばかりでは等価交換にならないので、僕たちもまたより美味しいジェラートを、より良いサービスを提供していかなくては。と、努力するしかありません。

そして、その周年の日が僕たちにとっては3月11日。
それもまた、複雑な気持ちにさせられます。喜ばしい日でありながら、震災が起こった日。切っても切れない周年と震災という関係はこれから先もずっと続く。運命という言うとチープな感じもするけれど、お店を始めた時の気持ちと震災が起こった時の気持ちを同時に思い馳せるのがシンチェリータであることなのかなと思うようになりました。
そう考えると3月11日は僕たちにとって、そこから日付が変わる日付変更線みたいな一日であり、前に進むことと、振り返ることの間の凪のような、穏やかな一日なのかもしれません。

時間が経てば経つほど、お店である「シンチェリータ」は単なる名前だけでなく、哲学的に言う一つのイデア的なものとして、色や匂い、姿や形みたいなものまで持つようになってきたようにも感じていて、こう言う感覚もまた面白いなと思いながら、自分たちが作り出したお店について考えます。

8年目も少しずつでいいから、みんなで前に進んで行ければと思います。
よろしくお願いします。

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写真:店舗

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03-5364-9430