Gerateria SINCERITA

Blog: ジェラートマイスターのブログ

いつも、ジェラートのことを考える。
いつも、どうすればもっと美味しく作ることが出来るか考える。
そういうプロセスが大切だと思うから、少しだけ書き連ねていこうと思う。

どんなメディアよりも、自分の言葉が一番しっくりくるものです。
ちょっとしたお知らせとか、ちょっとした思い付きとか、
自分の言葉で伝えたいことを
ゆるりとお伝えしようと思います。


ネーミング。

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画像:ネーミング。

年間300種類ほどジェラートを作り、焼き菓子も幾つか作っていると、もちろん、それぞれに名前を付けないといけない。

果物の名前とか、組み合わせのものは単純に名前同士を組み合わせるパターンが多いけど、たまに「リモース」とか、「冬の夜」とかそういう名前も起用したりする。
良し悪しはあるのだけど、例えば、すっかり定番になった「メルノワ」はラテン語で蜂蜜のことをメル、フランス語でくるみのことをノワというので、それを組み合わせた名前で、これを「蜂蜜とくるみ」というフレーバーにすると、中身は同じでも在り来たりなもののような印象を受けるものだから、名は体を表すというだけのことはある。

先日、楽焼という陶器の展示を見に行った際、それぞれのお碗に名前が付けられていて、それぞれの造形と名前の組み合わせが面白かった。
よく考えると絵画だって音楽だってほとんど名前が付けられているもので、名前はやっぱり大事だ。

同じものであっても名前が違うだけでずいぶん、印象が変わるし、逆に名前だけで結構オリジナリティが表現できたりもする。
昔は割とイタリア語に寄せていたところもあったのだけど、今はどこの言葉でも気にせず、響きや意味で決めることが多い。

小さい頃から、飼っていた犬の名前とか、ゲームの主人公の名前とか、友達にあだ名を付けるとか、そういうことを考えるのが好きだったことを思い出す。
好きな小説の登場人物とか、違う言語と日本語の意味をリンクさせたりとか、色々なパターンがあって、自分の中でそれらを組み合わせたりしながら造語を作ることも好きだ。
そんな中でこういう響きの言葉がいいなとない言葉を作ることにも時々、チャレンジするのだけど、今は検索の時代なので、何があって、何がないとか、ギリシャ語だって、ラテン語だってネットで簡単に翻訳して言葉を見つけることができてしまう分、完全にオリジナルの名前を考えるのはとても難しい。

でも、いつかオリジナルの名前のオリジナルフレーバーも作りたい。
意味のない言葉だって、使い続けていけばより多くの人に知ってもらって、いつかは馴染む。そして、それが当たり前になって、辞書に載るような言葉になるかもしれない。
そういうオリジナルなものが作れるといいなと思う。

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