Gerateria SINCERITA

Blog: ジェラートマイスターのブログ

いつも、ジェラートのことを考える。
いつも、どうすればもっと美味しく作ることが出来るか考える。
そういうプロセスが大切だと思うから、少しだけ書き連ねていこうと思う。

どんなメディアよりも、自分の言葉が一番しっくりくるものです。
ちょっとしたお知らせとか、ちょっとした思い付きとか、
自分の言葉で伝えたいことを
ゆるりとお伝えしようと思います。


こどもたちの作品に思うこと。

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画像:こどもたちの作品に思うこと。

今年もこどもジェラートコンテストの作品、頑張って作りました。

日々ジェラートを作っているので、さすがにこの構造は作るの大変だなとか、2種類のジェラートをマーブルにするのもなかなか面倒だなとか、仕事的に自然とそういうアイデアを省いてしまう。
よくこどもたちの作品を見て、こどもたちのアイデアは本当に素敵だなと、面白いアイデアで天才だ!とか話すものだけど、彼ら彼女らはただただ一生懸命に自分が思うがままに書いてくれているのだと思う。純粋な創作意欲は偉大だ。

よくあることで7,8歳くらいまで作品は僕たち大人が思いもよらないアイデアの作品が登場するのだけど、同じ子でも10歳くらいになるとよく言うとまとまった作品になる。悪く言うなら、何かに寄り添ったカタチになってしまうことが多い。

そう言った経緯をここ数年で見てきたのだけど、こんな経験もなかなかできるものではないのでとても良い刺激になっている。
と、同時にこれは毎年感じることとして、みんなより30年ほど経験を積んでいるはずの自分がアイデアやクリエイティブな部分で負けていると思うと情けなくもある。
もちろん、僕の方が知っていることは沢山あるだろうし、職業的にジェラートも作っている。それでも、真っさらに近い状態から出てきたアイデアには勝てない部分がある。毎年、こう来たかー。なんでこの名前にしたんだろう?とか、僕が想像していた角度と違うところから作品が考えられていて、その純粋さみたいなところが嬉しくなる。

だから、こどもジェラートコンテストという企画はこどもたちのためでもあるけど、自分への戒めみたいなところもあって、歳とってつまらない大人になったものだと反省する日でもある。

その分みんなが考えてくれた作品は全部しっかり読み込むし、選んだ作品は責任を持って美味しいジェラートにしようと決めている。やっぱり適当なものは作れないし、大人だって一生懸命やってるんだぜ。というところを見せてやらねばと思う。それにしても、今年もなかなか作るのに苦戦したものだ。

みんなが大きくなった時に、そう言えば子供の頃、近所のジェラート屋さんで自分が考えたジェラートが本当のジェラートになって、それがすごく美味しかったなと思い出してもらえるようなジェラートになっていたらいいなと思う。

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