Gerateria SINCERITA

Blog: ジェラートマイスターのブログ

いつも、ジェラートのことを考える。
いつも、どうすればもっと美味しく作ることが出来るか考える。
そういうプロセスが大切だと思うから、少しだけ書き連ねていこうと思う。

どんなメディアよりも、自分の言葉が一番しっくりくるものです。
ちょっとしたお知らせとか、ちょっとした思い付きとか、
自分の言葉で伝えたいことを
ゆるりとお伝えしようと思います。


なんとなく。

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画像:なんとなく。

時々、取材があると、色々質問されて答えるのだけど、ぼんやりした答えは特に求められていないことが多い。

ジェラートを始めた理由は?とか、なぜ阿佐ヶ谷にしたのか?とか、こだわりは?とか。。。
だいたいそう言った質問が多いもので、イタリアで食べたジェラートに感動して!とか、故郷に錦を的で場所を選んだとか、素材や作り方にこだわっています!とか。
そういう答えを求められているんだろうなとは思うものの、僕の場合は、結構、ぼんやりと始めてしまったので、適した答えではないのかもしれない。

でも、世の中の人がみんながみんな、立派な大義名分を持って何かを始める訳でもないとも思うので、少しくらいぼんやりした人がいても良いのかなと思っている。
世界一のジェラテリアを作りたい!とかそんな、立派な考えを持ち合わせておらず、それでも自分なりに一生懸命考えて、美味しいジェラートを良い環境で提供できるよう努めているつもりだ。

美味しいジェラート。とか、素敵なお店。とか。
絶対的な美味しさとか、絶対的に素敵なお店ということが、明確に決まっているのであれば、それを目指せば良いけれど、そういう訳でもなくて、やっぱり、相対的なものだから、そもそも、答えが実はぼんやりしているのかもしれないなとも思う。

「なんとなく」という中にはきっと沢山の意味が含まれていて、何となくやりました。って聞くと、ただいい加減な感じに思われがちだけど、その何となくの中にもきっと、理由とか、思いみたいなものがあって(とは言え、完全になんとなくの場合もあるとは思うけれど。。。)、むしろ、自然に自分の中から湧いて来たものでもあるとも言えるから、僕にとっては「なんとなく」はとても良い理由であると言える。

例えば、最近作っている「今日のフレーバー」は、ほとんどがなんとなく作っていて、八百屋に行って、これとこれをこれくらいの量で混ぜてみるか。となんとなく買って来て作る。
たぶん、そこにはこれまでの経験とか知識とか、パッと思い付いた中に自然と自分らしさみたいなものが垣間見れるのではないかと期待する。

時には、ゴールを決めずに始めてみるのもきっと悪くない。

だから僕は、これからもなんとなく、「なんとなく」を大切にしたいなと思う。

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