Meister's Blog自分の言葉でお伝えします。

Posted on 04.12.2013 10:16pm

作る環境。

今までに今の阿佐ケ谷を含めて3カ所でジェラートを作ってきました。
ジェラートを作る仕事は割と単調なことも多く、一人で最初から最後までやる仕事が多いので、結構自分との戦いみたいな部分が大きいように思います。

大きくて古い工場のようなところで作っていた時もあるのですが、それはそれは気が滅入るものでした。一日中、蛍光灯の中で外の空気を吸う事もなければ、外の景色を見ることもなく一人で永遠と作り続けることは、今思えばなかなか大変なことでした。

一日のうち半分近くはラボの中にいるわけで、その中が息苦しいものだとやっぱり美味しいものは作れないので、シンチェリータを始めてからはより良い環境で作れるようにしました。
ちょっと広過ぎるくらいの厨房に、厨房から見える景色はショーケース越しにお客様の顔が見え、その奥にはお花屋さんが見えます。お花屋さんが忙しい時期はその賑わいが嬉しくなりますし、季節な花々が並んでいるのもとっても気持ちが良いものです。

お店側からガラス越しに作っている光景が遠くに見えることは、作っている安心感を与えることができると同時に、作り手からすると、逆にお客様の姿が見えることでもあります。

最近はこういった作りのお菓子屋さんも多いですし、レストランでもオープンキッチンというところも増えました。私たちはたまたまですが、その奥にあるお花屋さんの光景やその隣のお煎餅屋さんの光景も一体になっているシンチェリータはとても有り難い立地だと思っています。

こんな良い環境の場所を探そうと思ってもなかなか探す事は難しいように思います。
商業施設の中でお店を出していたこともあるのでよく分かりますが、時間も天気も感じることが出来ない場所で仕事をするのと、今のように道行く人たちを眺めることもでき、雪が降れば雪の雰囲気を味わえるし、季節感も見ているだけで感じることが出来るような素晴らしい環境です。

路面店なので天気の影響はもろに受けますが、それでも、雨を感じながら雨の日フレーバーを作ることもまた何だか楽しいものです。
ずっといる場所だからこそ、精神的にも気持ちが良い状態でいたいですし、そうすることでより良いモノ作りが出来るのではないかと思います。

こんな良い環境でいれることに感謝です。