Meister's Blog自分の言葉でお伝えします。

Posted on 05.16.2013 8:47pm

循環型のジェラート作り。

根源的なことというのは、いつでも自分の中にあるように思うのです。

生産者のところに赴いて、見たり、色々お話を伺ったりしながら、その土地や地域を感じると、いつも似たような印象があります。
有機栽培や自然農法などされていると特にそうですが、その地域に合った方法で見事に全てが上手く循環しているように思います。詳しくはまだまだ理解していませんが、デザインでも何でも共通していることで、無駄がなく、「和」になっていると言いますか、循環していて、一昔流行った言葉で言うと「サステイナブル」していると言えるような状況が良いのだと考えています。

毎日ジェラートを作りながら、思い付いたことは出来る限り試すようにしていて、この前ジェラニータを仕込んだ後、片付けをしていてふと、柑橘の種や薄皮などを捨てる時にもったいないなと思い、きっとこれは醗酵種になるなと思って、水と糖分を足してあげて置いてみたところ、思った通りしっかり醗酵しました。

そこで、これは面白い実験が出来そうだと思いました。
それは、例えば、柑橘を扱う場合、果肉はジェラートにし、皮はピールにし、種と薄皮は醗酵種にする。そうすると、捨てる部分がなくなります。
そして、醗酵種からパンを作り、それをまたジェラートに混ぜ込み、残ったパンカスをまたパンに混ぜ込んで焼く。そうすると面白い循環が出来るのではないかと思い付いた訳です。

そして、そういう無駄なような手間にはロマンがあるし、そこにオリジナリティが生まれるようにも思います。パン屋さんの「種を継ぐ」という言葉がとても好きで、未来に続いていくような、そんな気持ちが溢れる行為なようにも思うのです。

ジェラートでも、いつかそんな継いでいくような工程を盛り込めると今よりもっと楽しいジェラート作りになりそうです。

でも、これを成すにはなかなか骨が折れそうです。。。が、まぁ楽しくやっていきましょう。