Meister's Blog自分の言葉でお伝えします。

Posted on 05.24.2013 8:42pm

ジェラートパン。

僕たちの厨房を見たことがある人は声を揃えて「大きいですね!」と言うくらい、ちょっと無駄なくらい広いです。

これは、最初は3店舗分くらいのキャパシティでと考えて作られたこともありますし、正直、あまり分からないまま設計されたということもあって、他と比べてもかなり広い方です。さらに、個人的に色々な機械を試すのが好きということや、秋冬の焼き菓子を作る設備なども導入したこともあって、なかなか立派なラボ(研究室)というような役割も担えるようになりました。

そんな最初の過ちも怪我の功名みたいなもので、今では最初の頃よりもやりたいことも増え、この広大なスペースを上手く活用出来るようになってきました。と言っても、まだまだこれからな部分も多いので、せっかくの場があるのでより色々なことをやっていきたいなとも思っています。

最近は、ガストロノミー的な要素も垣間見えるようになってきたので、我ながらなかなか面白いジェラテリアになりつつあります。
先日少し触れたように「循環型のジェラート作り」を目指しています。まだまだ途中段階ではありますが、楽しくなってきました。

果物の果肉をジェラートにし、捨てる部分を酵母にし、酵母をパンにする。言葉にすると簡単ですが、これらの工程だけでも1週間くらいかかってしまいます。
さらに、パンを焼いて、そのパンをジェラートに混ぜ込みジェラートにする。
そして、そのジェラートに混ぜ込んだパンを裏ごしし、残ったもの(ジェラートパンと呼ぼう)をまた次のパンに混ぜ込んで焼く。
そうすることで、秘伝のたれみたいな感じがして何だか楽しくなってきました。

今日はそのジェラートパンを混ぜ込んだパンを焼いてみましたが、これがなかなか美味しく焼き上がりました。ジェラートパンには、ジェラートに混ぜ込んでいるミルクや蜂蜜など色々な素材が含まれているので、隠し味としては隠し切れないくらいの副素材となっています。

まだまだ実験段階ではありますが、もはや何屋さんの厨房なのか分からなくなってきましたが、それはそれで楽しいからいいかなと思っています。
いつか、ジェラートパンというパンも販売出来るようになるといいなと思いつつ、もっと精進せねば。。。