Meister's Blog自分の言葉でお伝えします。

Posted on 05.31.2013 8:35pm

ワイルドミルク×和三盆。

今は日々のジェラート作りに加え、お中元の製造も鋭意製作中なのですが、今年は先日お知らせしたように、高島屋さんで扱っていただいているスペシャル仕様のジェラートです。

牛乳は全部、山本牧場のワイルドミルクでグラニュー糖を使わないシリーズはシンプルながら贅沢なフレーバーたちです。

その中でも、個人的に一番気に入っているのが和三盆のジェラートです。一口目より二口目が美味しく、さらに三口目はもっと美味しく感じるのが不思議です。
手に入るあらゆる糖類を試しましたが、ミルクに一番合うのが和三盆なのかなと思っています。グラニュー糖は甘過ぎるし、ブドウ糖は甘みが足りないし、蜂蜜、メープル、黒糖あたりは、それだけでフレーバーになってしまうので、味になってしまいます。
そういう意味では、和三盆も和三盆風味にはなりますが、程良くミルクと混ざり合い、良い後味になります。

ミルクが美味しいからこそ、より相性が良いなと感じたのが和三盆で、日本独自の糖である和三盆が自分にしっくり来るのも何だかちょっと嬉しいものです。
元々は中国から来たものだそうですが、今でも中国で同じような糖があるのか分かりませんが、知る限り、日本独自の糖で、今でも生産量が少なく手作業で作られています。

そう考えると、日本人の叡智が詰まった二つの素晴らしい素材を使わせていただけること自体、有り難いことだなと思っています。山本牧場のあの牛さんたちの牛乳と香川で昔ながらの製法で手作りされている和三盆がこんな形で一つの食べ物になるなんて、大袈裟かもしれませんが、奇跡のようなものです。

和三盆のジェラートの材料は至ってシンプルです。

ワイルドミルク、和三盆、脱脂濃縮乳、生クリーム、乳化安定剤。
これだけです。

普段のジェラートには、ブドウ糖やトレハロース、蜂蜜などの糖類を複数使いながらバランスを取っているのですが、これだけの材料を使わせていただいているのだからと思い、材料頼りのシンプル構成にしています。もちろん、全体のバランスはしっかり取っています。

自分で作っていてこんなことを言うのもなんですが、こういうジェラートなら2Lくらいずっと食べ続けれそうです。食べ飽きず、どんどん美味しくなってくる。そんなジェラートに仕上がっています。

日本でしか作る事が出来ないジェラートというのも素敵なことです。