Meister's Blog自分の言葉でお伝えします。

Posted on 06.12.2013 8:31pm

果物の季節。

この時期は八百屋さんに是非、足を運ばせてみてください。

刻一刻と増えていく果物たちや、なくなっていく果物たちが待っています。
この時期の果物は、本当にバラエティ豊かな反面、湿気と暑さで足も早い(劣化し易い)ので、終わっていくのも早いのです。

メロン、枇杷、さくらんぼ、プラム、杏、青梅、桃、葡萄なんかも出て来ています。
一年の中でもこんなに種類があって、それぞれが特徴的な果物が並ぶ季節は今が一番多いのではないでしょうか。

私もジェラートを作る仕事をしていなければ、どの果物がいつ出来るかなんてそんなに興味がなかったし、詳しく知ることもなかったと思いますが、知ってみると何だか楽しいものです。

見た目が可愛いものも多いし、風味が豊かで、何より季節のものを体が欲しているんだなと感じるのが面白いです。
じめじめした今の季節だからこそ、さくらんぼやプラムのような爽やかさがより美味しく感じるものです。冬にプラムを食べてもそんなに美味しく感じないのは、そういう風に頭と体が理解しているのではないかと思ってしまうくらいです。

あまり機会がないかもしれませんが、そんな果物たちを手に取ってその手触りや香りを感じてみるのも良いことだと思います。

都会で生活をしているとより季節感を食べ物で感じることって少なくて、野菜も果物も年中何でも手に入ると思いがちです。
でも、実際はそんなことなくて、もちろん、温室栽培なども発達しているので、年中色々で回ってはいますが、それでも、今しか出回らないものも沢山あります。

特に果物の場合、果物の旬を感じることが出来るお店は意外と少なくて、洋菓子屋さんでも、生の果物を扱うことは少なく、果物そのものの味を楽しむにはジェラートが一番適しているようにも思うので、ジェラテリアに来て「あ、今の旬の果物にはこんなものがあるんだ。」と、知ってもらう機会にもなればいいなと思っています。

私もお恥ずかしながら、杏やプラムが7月前後くらいが旬なんて、今の仕事を始めるまで知りませんでした。
今となっては、何となく出て来て終わっていくタイミングも分かってきたので、価格が落ち着いて、美味しいタイミングで仕入れて仕込むペースも分かってきました。
天候などにも影響するので、八百屋さんや生産者の方に相談しながら、熟度も調整しながらジェラートにしていくのは、自分本位じゃない感じがして、個人的には気に入ったもの作りです。

「この日に絶対、このジェラートを出す。」
という訳にはいかないのが、思うようにならなくて、それでも、それが自然な気がして心地良いものです。