Meister's Blog自分の言葉でお伝えします。

Posted on 11.24.2013 4:16pm

複雑な3日間。

おかげさまで、「利平栗週間」はご好評いただけたようで良かったです。
毎日完売でしたが、思いの外早くに完売してしまう日もあって、せっかく、利平栗を食べに来られたのに食べることが出来なかった方々もいらっしゃり申し訳ないです。

さて、利平栗が終わったところで次なるイベントのお知らせを。

この前少しお知らせしたように、ちょっと複雑系フレーバーを29日(金)から3日間出します!
題して、「複雑な3日間」。

あまり、これというタイトルが思い浮かばなかったので、そのままにしましょう。

29日:カフェコレット
“Caffe Corretto”(カフェコレット)は、イタリアのバールで飲まれる、エスプレッソにお酒を加えた飲み物のことです。正直、イタリアにいた時に飲んだのは一度だけで、グラッパの産地に行った時に、試しに飲んだことがあるだけです。エスプレッソにたっぷりグラッパを注いだ飲み物だったのですが、非常にアルコールな感じでした。
グラッパ、ブランデー、サンブーカなど色々使うことがあるようで、どのお酒と特定されている訳ではないようです。

今回ジェラートにしたのは、ミルクペースに小麦粉のみで作ったパンを混ぜ込み、そこにエスプレッソを混ぜたカフェラテのようなジェラートに、フランスのアルマニャックというお酒(ブランデー)を加えたものです。
パンを混ぜるシリーズとして、試したかった一つのエスプレッソを混ぜ込んだものですが、やはり、フレーバーの強いものだとパン感はかなり薄れました。ただ、味の奥深さがあって、そこにアルマニャックを加えることで全体のバランスがキリッとまとまった感じがします。
最近の経験則から、良いお酒を使うと反則的にジェラートは美味しく仕上がり易いです。今回のアルマニャックも10年ものではありますが、非常に良い香りのものを使っています。
カフェコレットというよりは、カフェラテコレットみたいな感じですが、バランス良く仕上がりました。

30日:冬の夜
冬の夜に暖炉の前で大男が食べるジェラートみたいなフレーバーということで、「冬の夜」という名前になりました。
小麦粉のパンを混ぜ込んだミルクベースに、フランス産胡桃の自家製ペーストを混ぜ込み、そこにペールラバのラム酒を加えました。さらに、食べる前にフレーク状の塩をかけて食べるという一風変わったジェラートです。
小麦粉の旨味が感じられ、方向性の似た胡桃ペーストを混ぜ込むことで全体のバランスが良くなりました。そして、ラム酒の良い香りが立ち込めるフレーバーとマルドンのフレーク状の塩を一緒に食べるとマッチョな男らしいジェラートに感じられます。
色々な味や香りが口の中で広がっていくのが心地よいフレーバーです。

1日:山奥
その名の通り、山奥で採れるような素材感が詰まったフレーバーです。
こちらも小麦粉のパン×ミルクがベースになっていて、そこに同じくフランス産胡桃の自家製ペーストを冬の夜よりも沢山混ぜ込んでいます。そして、ローストした胡桃をたっぷり入れて山奥感溢れています。

胡桃パンみたいな感じするし、もっと胡桃がザクザクしていて香ばしい感じもします。組み合わせとしては割とオーソドックスで小麦粉×ミルク×胡桃なので、名前とは裏腹に普通に美味しいジェラートに仕上がっています。

という感じで、基本的には小麦粉×ミルクの味がベースになってはいますが、今月の新作のパンのジェラートとは違い、ライ麦ではなく、小麦で作り、量も減らしてパン感は少なくし、あくまで味の骨格として使っています。
今回は新たな試みとしてあまり沢山作ってはいないので、気になる方はお早めにどうぞ。

どのフレーバーも、なかなか他では食べることが出来ないような面白さと旨味がしっかりあると思います。奇をてらったようなフレーバーでもなく、名前や説明から想像するような変な感じもなく、素直に美味しいフレーバーだとも思います。

とは言え、新しい試み過ぎてちょっと心配な部分もあるので、率直なご感想も楽しみにしています。
それでは、この週末は「複雑な3日間」を宜しくお願いします!