Meister's Blog自分の言葉でお伝えします。

Posted on 01.20.2014 11:55pm

パッションフルーツ。

昨日までリフレッシュ&勉強のため九州に行ってきた。

色々書きたいこともあるのですが、まずは一昨年くらいから使い始めたパッションフルーツを作られている福岡県は糸島にある宮本農園さんのお話。

この仕事を始めるまでは、パッションフルーツなんてほとんどどんなものか知らなかったし、時々お菓子やジュースなどに混ぜ込まれている香料のパッションフルーツのイメージしかなかった。
南国っぽいトロピカルなイメージ。

ジェラートの仕事を始めてからは八百屋に行く機会も増えて、時々見かけることもあったし、試食のために買ったこともあるけれど、普通のスーパーに並ぶことはほとんどないだろうし、普通に生活していると実物を目にすることなんてほとんどないのではないかと思う。

ましてや、どんなところでどうやって出来ているのかなんて全く想像もつかない。

言葉で説明すると、パッションフルーツの形状はテニスボールより少し大きいくらいの果実で、固い紫色をした外皮に包まれていて、その中には白い薄皮があって、さらにその中には黄色い果汁と黒い種がある。

食べる部分は、黄色い果汁とプチプチした黒い種。
味は、レモンのような酸味ではないにしろ、しっかりした酸味に南国独特の風味ある味わいだ。種がプチプチしていて食感も楽しいのだけど、知らない人は種を敬遠したり、知っていても種が口に残って苦手だという人もいる。

このあたりが、一般的なパッションフルーツの情報で、今回生産地に行って知ったことはこの先にある。

元々、南国で出来るパッションフルーツなので、そこまで気温が高くない福岡ではハウスで栽培されている。宮本さんは無農薬で暖房を付けずにハウスで作っていて、実際、ハウスの中の温度計は31℃を指していた。暖房を付けなくても31℃であることには驚いた。

宮本さんのパッションフルーツは、年に2回収穫出来る。ちょうど今くらいの時期と夏の2回だ。
2mくらいの高さに太い蔦みたいなところからところどころに果実が成っていて、面白いのが熟したパッションフルーツは自然に地面に落ちること。だから、収穫するには地面に落ちたものを拾っていけば良いそうだ。
追熟もするので、地面に落ちてから少し経って外皮に少し皺が入ってきたら食べ頃。少し青いと酸味が強くて、熟してくると酸味が和らぎ風味がより良くなる。

採れ立てのパッションフルーツの頭を切ってもらって、その場でスプーンですくって食べたパッションフルーツの美味しさは格別だった。

基本的に生命力が強い植物なので、一度育て出すとほとんど手がかからないけれど、美味しく作るには上手く間引いてやったり、5年くらい経つと果実が出来にくくなるそうで、若い蔦を植えてやるとまた根を張って新しい幹が出来ていくそうだ。まさに、循環型の方法だ。

お会いするのは初めてだったけれど、色々教えてもらって、近所の日本でも有数の産直場に連れて行ってもらったり、色々お話が出来て良かった。
生産地に行って思うことは大抵同じで、生産者の人柄の良さと僕たち作り手に対して敬意を持ってくれ、年齢のこともあるだろうけど、自分の子供のように優しくしてくれることだ。ついつい「お父さん」と呼んでしまうことが多い。

他にもドラゴンフルーツやグアバ、バナナなど南国フルーツも色々作られていたので、また他の果物も今年は試してみようと思う。