Meister's Blog自分の言葉でお伝えします。

Posted on 02.03.2014 9:50pm

美味しい酸味。

この週末は気温が高かったこともあって忙しくさせていただきました。ありがとうございました!

そんな今日は、この前作ったレモンカカオとライムカカオの時に仕入れたレモンとライムがまだ残っていたので、シンプルに「ライムレモン」というフルーツ系フレーバーを少しだけ作ってみました。

酸っぱさの中に旨味があって、単に酸っぱいだけじゃなくて味見した時に「旨い!」と叫んでしまった程、かなり酸っぱいけれど、仄かにライムが香る元気が出るような美味しいジェラートに仕上がりました。

以前も書いたことがある気もしますが、日本人はどういう訳か酸味を苦手とする人が一部にいるのか、全体的には酸味を排除していくような流れがあるように感じます。

例えば、ヨーグルト。
ヨーロッパで食べる美味しいヨーグルトはしっかりした酸味があるものですが、日本のヨーグルトは昔に比べると酸味があるものがかなり減っているように感じます。ウッドベリーズさんのヨーグルトのようにしっかりした酸味と旨味溢れるようなヨーグルトは全然見かけません。きっと、全体からすると酸味がしっかりある方が好きな人も半分くらい、またはそれ以上いるのかもしれませんが、甘くて食べ易いという方が無難と言いますか、クレームになりにくい。みたいな要素があるようにも思います。

例えば、果物。
苺なんかは顕著で、女峰やとちおとめみたいな酸味が効いた品種よりもあまおうみたいな甘さを強調したものの方が人気だし、りんごでも紅玉のような品種は減りつつあります。
個人的には、果物も酸味がしっかりある方が好きだし、ジェラートにも向いているので身近な感じがします。

その割に、例えばレモン○個分とか、酸っぱさ○倍みたいな商品が時々あったりします。もちろん、不自然な酸っぱさなので、本来の美味しい酸っぱさではありません。

今日作ったライムレモンのジェラートは、本当に酸っぱいけど、ちゃんと美味しいのが逆に不思議に感じてしまうくらいです。レモンジュースのレモンとは全然違うし、製菓材料であるレモンピューレなども全然違います。

普段の生活で、なかなか国産の無農薬レモン果汁を飲む機会なんてないし、実は美味しいレモンそのもののスイーツっていうのも世の中あまりないのかもしれないなぁと思いました。
レモン一個で30g程度しか果汁が取れないので、今日は果汁2500gくらい絞ったので単純に80個くらいは絞ったことになります。

要は、かなり非効率的になってしまうし、国産レモンというのは結構値段も高いことが多いので、現実的にアナログで絞ったレモンジェラートというのは以外と少ないのかもしれません。

だからこそ、今回作ったジェラートは美味しく感じたし、いつ出すか分かりませんが、機会があれば食べてみて欲しいジェラートでもあります。