Meister's Blog自分の言葉でお伝えします。

Posted on 02.15.2014 9:45pm

雪の中、ジェラテリアを思う。

毎週末は雪。
なかなか、東京でこんなことはなさそうですが、こんなことがあるのも人生。商売的には何一つ良いことはないけれど、こういう時もあるものです。

そろそろ、晴れ間が見えてきたので、雪も溶けつつお客さんも来てくれればいいなと思いつつお店も営業しています。

自営業とか、飲食店とか自分でやっているとこういう時はついつい色々考えてしまうものだと思いますが、時にはネガティブに考えることも大切。僕の場合は基本的にネガティブではありますが。

昨日は雪の中、ジェラテリアについて話す機会があって、ジェラテリアが増えない理由や続かない理由について検討した結果、とても分かり易い話にまとまりました。

一番の大きな理由は、「気概が足りない」ということ。
シェフやパティシエなどと違って、ジェラート一本でやってきました!という人がほとんどいなくて、ちょっと興味があって始めたり、企業の中の一事業、又は何か違う業態のお見せをやっていて、ジェラートでもやってみるか。みたいな形で始めることが多いので、お店としてもスタッフとしても、これがダメになると生きていけない!というような危機感がなく、ギリギリのことろで踏ん張れないということが多々あるのではなかろうかという話をしました。
そういう僕も、ほとんど未経験な食の分野に飛び込んで来たタイプなので偉そうなことを言える訳でもありませんが。。。

初期投資がかなりかかってしまうジェラテリアなので、個人でチャレンジするには現実的にかなり綱渡り的要素が強いので、なんとしても続けよう!という気概がなければ頓挫してしまいます。

僕たちも大失敗のスタートから始まり、2年くらいは本当にギリギリのところを歩んできました。もちろん、今も余裕がある訳ではありませんが。毎年今の時期になると危機感に苛まれ、それでも、あまり意識したことはなかったけれど、何とかやっていこうという思いがあるからやれている部分は確かに強いのかもしれません。

確かに、僕の場合は料理が出来るわけでもなく、お菓子を作れる訳でもなく、パンを焼ける訳でもないし、デザインの仕事だってもう出来ないだろうし。。。で、ジェラテリアをやめると今更何をしたら良いか分からないし、そういう危機感も持ちつつ、いつも背水の陣でジェラートの仕事に臨んできたようにも思います。

ジェラテリア。アイス屋さんというのは、小さい頃の夢の一つに選ばれる素敵な仕事だと今でも思います。
お客さんとの距離感や味のダイレクト感。ぶらっと食べることが出来る気軽さとなんか食べると嬉しくなる冷たいスイーツ。僕はジェラテリアという仕事が好きだし、ジェラートを食べるのも好きなので、気概を持ったジェラテリアが増えて欲しいなといつも思っています。

プライドを持って、気概を持って、ジェラート職人を目指す人が一人でも増えればいいなと思いながら、雪のせいで牛乳が届かず、今日は何を作ろうか悩んでおります。