Meister's Blog自分の言葉でお伝えします。

Posted on 02.25.2014 9:41pm

遅れましたが2月の新作。

天気が良くて暖かいと自然とお客さんが増えてくるので、今の季節は時々ホッとする瞬間もあるものです。

さて、最近はジェラートの話題から遠ざかってしまっていましたが、今週からカカオ祭りの終わりと共にようやく新作が登場しました。カカオ祭りはまだ名残もあって、実は今は単一品種カカオシリーズが同時に3種類出ていたりするので、マニアックな食べ比べをするのもチャンスです。

2月の新作は、ラムレザン、おいこ娘、伊予柑の3種類。

◆ラムレザン
待望のラムレザン。
実は今年はやめようと思っていたラムレザン。でも、沢山のラムレザンファンから今年はいつからですか?と聞かれることが多く、こんなに待望されているフレーバーは他にはないくらいよく聞かれるので、そんなに言われるとやるしかない!ということになり、今年もバージョンアップして登場しました。

やめようと思っていた理由は、とにかくラム酒が高いから。安いラム酒も沢山あるのですが、一度アグリコールラム(簡単に言うと手作りのラム)を知ってしまうと、もうインダストリアルラム(工業的に作られたラム)には戻れなくなってしまいました。
今使っているのはお気に入りのペールラバという醸造所のラム酒なのですが、1本1万円もするかなり気合の入った材料となっています。
とは言え、イメージとしてラムレーズンってそんなに高級な感じもないし、プレミアムフレーバーにするのも申し訳なく、結局今年も通常フレーバーとして出ています。

今回の特徴は、ラムに漬けたレーズン自体もジェラートにミキサーにかけて混ぜ込んでいるので、ジェラート部分からもラムレーズンの風味がしっかりあって、プリッとしたラムレーズンと一緒に食べると尚更美味しいです。

◆おいこ娘
変わった名前ですが、さつまいもの品種の一つです。
島根県のさつまいもで、ジェラートが大好きな子が島根から来てくれた時に、地元に美味しいさつまいもがあるんです!という話をしていて、忘れた頃に送ってきてくれました。
無農薬で作られたおいこ娘をアルミホイルで包み、低温で長時間オーブンで焼くとしっとして甘み溢れる焼き芋になりました。

その焼き芋を裏ごしして、きび砂糖と合わせてペーストを作り、それを元にジェラートを作りました。
安納芋の方が甘みが強かったように思いますが、おいこ娘の風味の良さも格別で、今回はさつまいもフレーバーのジェラートに、さつまいもペーストをマーブル状に混ぜ込んだジェラートにしてみました。

他のフレーバーよりも少し甘く、芋感溢れるジェラートに仕上がっています。

◆伊予柑
今年も愛媛県の離島、中島から自然栽培で作られた伊予柑が届きました。
薄皮も全部手で取り除いているので、苦味が昨年よりも少なくてより果実感が強いような印象に仕上がっています。

伊予柑は、柑橘の中でも力強い方なのでミルク系のジェラートとの相性もとっても良いので、色々組み合わせてみてください。

外皮は全部、砂糖で煮ては冷ますということを2週間ほど行って、4日間ほど干して伊予柑ピールを作っています。これはシュトーレンになったり、伊予柑フロマージュになったりと他の素材として使われていくので、こちらも楽しみにしていてください。

春はまだまだ来ませんが、この季節らしいジェラートもお楽しみください。