Meister's Blog自分の言葉でお伝えします。

Posted on 08.12.2014 5:27pm

スープみたいなもの。

また改めてちゃんとお知らせしますが、今年も高島屋のイタリア展に参加させていただくことになったのですが、今年は1ヶ月以上会期が早まったこともあって、すでにその準備に追われつつ、夏のギフト配送、新作作りなどにも追われ、最近はツイッターもブログもなかなか更新出来ずにいます。

新作のお知らせもしないといけませんが、今日は久しぶりに思い付くままにジェラート作りについて書いてみようと思います。

この時期は忙しいこともあって、なかなか作りたいフレーバー作りやチャレンジブルなフレーバー作りが出来ません。
でも、毎日ジェラートを作りながら、こういうフレーバーを作ってみたいとか、この素材でやってみようとか、色々イメージを膨らませています。

昨年、一時期「複雑シリーズ」と呼んでいたジェラートを作っていたことがあって、冬の空とか山奥とかちょっと奇をてらったような名前のフレーバーを出したことをふと今日思い出していました。
今でもあの時のフレーバーが美味しかった!と言われることもあるし、僕個人としても、ジェラートの一つの可能性として面白いなと思っています。
ただ、パン味のジェラートというだけでも奇をてらった感もあって敬遠されることもあります。一般的でないフレーバーというのはそういう風に思われるのも宿命かもしれません。

でも、作り手としてはこういう足していくような味作りというのもやっていきたいものです。今まではどちらかと言えば、引いていくようなシンプルさと言いますか、素材以上に素材の味がするようなフレーバー作りを意識していた訳ですが、こちらはこちらで引き続き追求していきたいのですが、経験値が増えていくと素材の組み合わせや複雑な構成で味を表現していくという可能性も大いに感じてきます。

元々アイス好きな僕としては、クッキー&クリームのようなジェラートの中に違う固形物が入っているようなタイプは好みではありません。そういう複雑さというのはちょっと違う気もしています。具沢山のミネストローネよりも具がないコンソメスープが好みなように、ジェラートも出来る限りプレーンで、ジェラートの食感、溶け方、風味の抜け方を楽しんでもらえるようなものをと思っています。

コンソメスープやみそ汁のように、シンプルだけど多重な構成で考えられているジェラートの可能性というのはもっとあるように思っていて、他の食べ物ではなかなか表現出来ないところを表現出来るんじゃないかという思いもあります。

たかがジェラート、されどジェラート。

まだ半年ちょっとありますが、5周年を無事迎えることが出来れば、その時に合わせてシンプル且つ、多重な構成のジェラートを作りたいなと妄想しています。

とは言え、まだまだ追われる夏。