Meister's Blog自分の言葉でお伝えします。

Posted on 09.13.2015 2:20pm

オリジナリティ。

この前ジェラートワールドツアーに参加して、改めてジェラートについて色々考えることになって良かったなと思っています。僕はそれほど社交的でもないですし、あまり積極的に出て行って誰かに会うというようなことをしないので、割と籠もりがちです。
なので、たくさんのジェラートに関わる人たちに会えたのは本当に良い経験となりました。

「オリジナリティ」という事については、昔からよく考えていて、もしかするとブログにも何度かそんなテーマで書いたことがあるかもしれません。
きっと、クリエイティブなことに関わる人はみんな多かれ少なかれ考えてしまうことだとも思います。

ちょうど、今読んでいる本にオリジナリティについてとても分かり易い言葉で書いてあったので簡単に紹介します。

1、他の人とは明らかに異なる独自のスタイルを有していること。
2、そのスタイルを自らの力でバージョンアップさせ、時間の経過とともにそのスタイルが成長していく。
3、その独自のスタイルが時間の経過とともにスタンダード化し、人々の中に吸収され、価値基準の一つになる。

これらの3つのことを得意不得意はあっても、同時に持っていることがオリジナリティがあるということだと書かれていて、なるほど。と思いました。

自分のことを客観視することなんてなかなか出来ないので、僕自身がこれらに当てはまるかどうかは分からない部分もあるのだけど、何となく出来てるような気もします。まだまだ、3のスタンダード化するというところは遠そうではありますが。

ここ数年は「中井さんらしい味ですね。」と言われることが増えました。もちろん、僕が作っているのだから当たり前の事でもあるのですが、特にジェラートみたいに機械が仕上げてくるものはその人らしい味わいというのものが表現しにくい事もあるように思うので、そうやって言っていただけるのは嬉しいことです。

オリジナリティというものは、最初は斬新で人目にも付くし印象に残り易いものだけど、慣れてしまうものでもあるし、逆に時間の経過とともにオリジナルがスタンダードになり、古典にまでなっていくものなので、僕たちが目指すところも最終的には古典になるようなジェラートということになりましょうか。

色々出尽くしている感もある現代において、オリジナリティを表現していくというのは本当に難しいこと。でも、ジェラートに限ってはジャンルとしてまだまだ未開拓な部分が多いので、オリジナリティを持ったジェラテリアとして表現していくことは出来るんじゃないかなと思っています。

僕たちがスタンダードになり、いつか古典になれるよう今まで通りではありますが、コツコツとやっていきます。