Meister's Blog自分の言葉でお伝えします。

Posted on 02.21.2016 1:43pm

作り手にとっての好き嫌い。

好き嫌いは誰でも多かれ少なかれあると思うのですが、作り手としても好き嫌いはやっぱり影響する部分はあるように思います。

僕の場合は、どちらかと言えば自分が好きじゃない素材を使ったフレーバーを作る方がまだ良くて、好きな素材を使う場合はちょっとバランスを考えたり、人の意見を聞いたりしないとさじ加減みたいなものが難しいことがあります。

例えば、僕は生姜が好きなのでで、薬味としてもよく使うし、割とたっぷりの生姜というのが好きです。
だから、たぶん人よりもちょっと強めくらいの生姜加減でちょうど良い美味しさに思えることは自分でもよく分かっているので、生姜を使ったフレーバーは自分の好みより何割か弱めにするよう心がけています。

こういうことって、僕はたまたま生姜くらいなものですが(または、自分で気付いていないけど、ちょっと強めが好きというものも他にもありそうな気もします)、辛いものが好きな人はどんどん好きな辛さが増していったりすることもあるだろうし、甘みも塩味も酸味きっとそういうことってあるように思います。

好きなものって何でもそうだけど、理由がなく好き!と言ってしまうこともあるくらい、好きなものに理由なんて必要ないこともあるけれど、嫌いなものって色々理由を付けて嫌いというものです。
だから、僕も苦手な素材を扱う時は苦手な理由がハッキリしているから、その苦手な部分をどう食べ易くするか、また、僕が苦手でも他の人が好きな場合ってだいたい、苦手だと思っている要素と他の人が好きな要素って同じことが多くて、食べ易くし過ぎると好きな人からすると物足りなくなってしまうとも思うので、そのあたりのバランスをよく考えるようにしています。

例えば、パクチーが好きな人というのは、あの独特の香りが好きだけど、嫌いな人からするとその香りが嫌いなんだというように、その素材に対する好みの根幹は同じようなことが多いと思うと面白いものです。

でも、一番厄介なのは先に書いたように、極端に好きなものというのはあまり客観的に見れなくなってしまって、全体のバランスからするとあんまりよくないと僕は考えています。
とは言え、平坦でもつまらないのでメリハリも付けつつのバランスでもありますが。

そういう意味でも普段の食生活においても、過度に何かに偏ったものを好んで食べるのは良くないかなぁと思ったりもします。
好き嫌いはあっても全然良いし、むしろ、多かれ少なかれある方が自然な気もするけれど、過度な好き嫌いは、作り手にとっては悪影響を及ぼすのかなと思います。

ホワイトチョコとかココナッツとかはよく言われますが、苦手だけどここで食べると美味しく食べれました!みたいなことって嬉しいものです。