Meister's Blog自分の言葉でお伝えします。

Posted on 03.11.2016 1:08pm

6年経って。

今日でシンチェリータは6周年を迎えました。
奇しくも、3月11日に毎年、周年を迎えることで感慨深く、「続ける」ということを身に沁みて考えます。商売 を続けれていることは、ひとえにジェラートを食べに来てくださるお客様あってのことです。いつも、本当にありがとうございます。

ちょうど30歳の時に阿佐ヶ谷でお店を始めて6年経ったことになります。
何のキャリアもなく、商売をしたこともなく始めたので、6年続けてこれただけでも奇跡みたいなものだなと思います。ちょうど震災の日が1周年で、それから5年経ちました。

僕は元々、好奇心旺盛で思い付いたら何でもすぐにやってしまう性格で、良いこともありますが、その分飽き性ということもあって、なかなか一つのことを続けるということが苦手でした。
でも、たかだか6年ではありますが、お店を続けてみると続けることの大変さと大切さを身に沁みて感じます。

当たり前のことだけど、商売というのは僕たち売る側がいて、買う側のお客さんがいます。
もっと紐解くと、果物を作っている生産者の方々がいて、牛乳を作っている人たちもいれば、牛たちもいます。もっと遠くにはコーヒーを作っている方々やカカオを作っている方々もいます。
もちろん、それ以外にも問屋さんや流通関係、大家さんやご近所のお店など、繋がりを紐解くと本当に沢山の人と繋がっています。

商売とはそういうもので、大袈裟になるかもしれないけれど、生きるということも同じようなことなのかもしれないなと思います。
人との繋がりがなければ成り立たないことで、自分が知らないところで沢山の人と繋がりがあって、みんなそれぞれ大変ながらも一生懸命、仕事なり何かをしているものです。

もちろん、目の前のことはとても大切で、僕の場合は美味しいジェラートを作って、沢山の人に食べてもらうことです。
でも、その背景には先に書いたようなみなさんの苦労がある。スタッフみんなの支えと努力がある。そして、それがなくては、情けないくらい僕一人では何一つ成り立たない。

僕たちのように東京みたいなところでお店をしていると感じ取りにくいところですが、生産地に訪れると、もっと自然と対峙していて、人だけでなく自然との繋がりや自然との助け合いみたいなことも大きいなといつも思います。
話は大きくなってしまいますが、元を辿ると人と人や、人と自然ということに行き着くのだろうなと思います。震災のような自然災害もそうですが、全ては繋がっていて、結局切り離してはいけないことなんだろうなとも思います。

奇しくも、3月11日。
続けることや繋がっていることの意味を大きく感じることができる大切な日。たかだか、東京の阿佐ヶ谷にある1軒のジェラテリアですが、7年目も同じように続いていけるように努めます。

「続ける」ということは、どんな小さなことであっても、大きな意味や重みみたいなものを持つようになるのだと思うから、やっぱり続けることは大切で、難しいことでもあるように思います。
少しでも日本に美味しいジェラート文化が根付くように、阿佐ヶ谷から美味しいジェラートを発信していきます。

それでは、7年目も引き続き宜しくお願いします!