Meister's Blog自分の言葉でお伝えします。

Posted on 04.09.2019 10:26am

エスプレッソの美味しさ。

日本でエスプレッソを日常的に飲む人は非常に珍しい。
と言っても、ちゃんとした統計のデータではなくて、一般論的なことと、実際、エスプレッソを販売している実績と知り合いのコーヒー屋さんの意見を総合した自分的統計です。

「エスプレッソは、細かく挽いたコーヒー豆を充填したフィルターに、沸騰水を加圧状態で濾すことで抽出されたコーヒーのことである。」
とされています。
そして、一般的なコーヒーカップの半分より小さいくらいのカップで提供されるように、コーヒーの液体の量が30ccくらいと少なくて濃厚なコーヒーです。
エスプレッソの認知度が正直、未だにどんなものか分からなくて、知らない人が頼んだ場合、「少なっ!」となることもあって、お客さんにすごく少なくて濃厚なコーヒーですよ。と案内していたこともあるのですが、それはそれで、「そんなこと知ってます!」とムッとされることもあったりで、なかなかエスプレッソ事情は難しいという現実もあります。

イタリアでは、caffe(コーヒーの意)と言うとエスプレッソのことを指すくらい、よく飲まれます。
イタリアに住んでいたことがある人や、留学したことがある、または旅行に行って気に入った人は帰国した後も好んでエスプレッソを飲むと言う人は結構いるようにも思います。

僕もその中の一人で、コーヒーと言えばエスプレッソと言うくらい、エスプレッソが好きです。
普通のマグカップで飲むようなコーヒーよりも、断然、エスプレッソ派です。

日本では喫茶文化が根強くて、コーヒーを飲みながら一人の時間を楽しんだり、友達とお話したりというような使い方が多く、コーヒーをサッと飲む。と言うエスプレッソはあまり馴染まないのかもしれません。

そこで、個人的エスプレッソの良さをお伝えしましょう。

エスプレッソの語源は諸説あるのですが、「急速」が有力とされています。
何が急速かと言うと、コーヒーは固い豆を蒸らしたりしながら、暑いお湯でお湯にコーヒーの風味を移した液体を飲んで楽しむものですが、ハンドドリップのような淹れ方だと時間がかかります。
エスプレッソはエスプレッソマシンを用いて、素早く抽出ができ、尚且つ、少量をサッと飲むものなので、パッと寄って、サッと飲んで帰る。という使い方ができます。
気分転換や集中力を高めるのに一瞬で済むので気に入っています。

そして、何より美味しさです。
エスプレッソはコーヒーなので、所謂、マグカップで飲むようなコーヒーと同じと思われがちですが、似て非なるものというところがあって、先に書いたように濃縮したコーヒー液みたいなものなので、とても濃くて苦味も酸味も凝縮されています。

イタリアでは大抵、砂糖をたっぷり入れて飲みます。これはとても大事で、苦味と酸味と甘みのバランスを楽しむものだと個人的には思っているので、砂糖は必ず入れます。
よく、普段はブラックでコーヒーを飲んでいるからその流れでエスプレッソもブラックで飲む人も多いのですが、是非、砂糖を入れて飲んでみて欲しいなと思います。
さらに、エスプレッソは液体の上部にクレマと呼ばれる油分とタンパク質の泡が浮かんでいるのですが、泡状のものが浮いていて液体と分離されているので、美味しく飲むには全体を混ぜてから飲んだ方がより美味しくいただけます。砂糖を入れると、自然とスプーンで混ぜるので全体の一体感が増します。

あと、エスプレッソはサッと飲むもの。と書きましたが、量が少ないため冷めるのも早く、濃いため酸化するのも早いので、出来れば、提供されたらすぐに飲み切りたいところです。

エスプレッソ好きが高じて、改装に合わせて南イタリアで主流のレバー式のエスプレッソマシンを導入しました。
マシンの話をし出すとまた長くなるので割愛しますが、今の世の中と逆行するような、非常にアナログなマシンです。人の手仕事としてのエスプレッソなので、淹れる人によっても違いが出てしまうところもありますが、出て来るエスプレッソは素晴らしいです。

シンチェリータで出しているエスプレッソは一般的なエスプレッソよりも量を少なく抽出しています。これは完全に好みではありますが、より濃縮された美味しさの塊みたいなイメージのエスプレッソです。

長々と書いてしまいましたが、来週4月15日(月)より「コーヒーウィーク」という小さいイベントをお店でやります。コーヒーフレーバーを幾つか作ったり、アフォガートをやったり、コーヒーグッズを販売したりと色々計画しています。
その中で、エスプレッソキャンペーン的に、お求めやすい価格でこの期間はエスプレッソを提供します。

普段はカフェラテや普通のコーヒーしか飲まないという方も、この機会に是非、エスプレッソをお試しいただければなと思います。