Meister's Blog自分の言葉でお伝えします。

Posted on 03.08.2020 3:46pm

毎日、毎日、10周年

色々、考える日々。
シンチェリータのオープン日は奇しくも、3月11日。
1周年が震災の日で10周年はコロナウイルス。これまで普通だと思っていた、いつもの毎日が、非日常化してしまっている今、震災直後もまた今と違った緊張感でお店を営業していたことが思い出されます。
そして、シンチェリータはもうすぐ10周年を迎えます。

シンチェリータのコンセプトは最初から一貫して、デイリーに気軽にジェラートを食べてもらいたいというもの。お店が年中無休であることも、いつもそこにある存在でありたいといういう思いでもあり、臨時休業したこともほとんどなく、なんとか続けてこれました。もちろん、スタッフみんなの協力あってのことで、こういうスタイルで続けてこれたことには誇りみたいものがあるかもしれません。

僕たちの積み重ねは、いつもの同じような毎日を作るためだったのかもしれないなと、こんな状況になって思います。
ただ、ジェラートを作って食べてもらう。シンプルにそれだけのことをずっとやって来て、でもそれが全てで。
ジャンル的なこともあるけど、ミシュランで星を取ったとか、世の中からすごく評価されるとか、チヤホヤされるとかそんなこともなく、淡々と毎日を築いてきました。
それが、ここにお店が存在する意味みたいなものなのかもしれません。

ジェラートを食べることが、いつもの日常の中のささやかな楽しみであったり、時には特別なものであったりすることもあるかもしれないけれど、今のような非日常な状況下においては、当たり前だったちょっとした楽しみがとても大切に感じるような気がします。いつもと変わらない毎日の大切さが身に沁みます。
ちょっと友達と話したり、一人で休憩したり。そんな、それぞれの毎日のお供にシンチェリータというジェラテリアが存在することができればいいなとお店を始めた時から変わらず思っています。
ぶらっと雨宿りするかのように立ち寄って、ジェラートを食べて、少し気分が晴れてパッと出ていく。ジェラートを食べることがそれくらいの出来事になれればいいなと、淡い期待を持って今日も営業しています。

記念すべき日ではありますが、こういうご時世だからという訳ではなく、どんな1日でも同じ1日なように、10周年を迎えるその日もまた、同じ1日だという意味を込めていつも通り営業するつもりでした。

10周年フレーバーや焼き菓子、ポストカードやグッズなど幾つかありますが、3月11日もいつもと変わらぬ営業時間で、いつもと同じようにジェラートを提供しますので、ぶらっとお立ち寄りいただければ嬉しいです。